株式会社矢島工務店

建築という大きなものづくりへチャレンジしよう

株式会社矢島工務店

現場監督(建築施工管理技士)という生き方のススメ

2024.12.23 現在

大正5年(1916年)に創業し、以来100年以上の歴史を持つ当社。 建築を通して、 お客様の暮らしや仕事の夢の実現、また老朽化問題や課題の解決を行うこと。 スタッフはその経験の中で楽しさや喜びを感じながら成長を遂げていくこと。 そうした循環の中で地域に愛される会社になること。 そんな想いで仕事に携わっています。

設計事務所から現場監督へ

小・中・高校・大学とサッカーに明け暮れ、、卒業して都内にある建築の構造関係の設計事務所へ入社しました。しかし人との関わり合いが好きな自分にとっては、机の上の技術的な仕事だけでなく、人と人との繋がりによって「大きなものづくり」と向き合える建設会社の「現場監督」の仕事の方が性に合うような気がしていました。転職して今の会社に入ったわけですが、1から10までを任される地元の建設会社での仕事は、やりがいも、働きやすさも設計事務所や都内の大きなゼネコンとも違う独自の魅力がありました。大きな責任を背負って職人たちをまとめ上げ、自分らしく誇りを持って仕事をしています。

工事の様子➀「OH!!!プロジェクト」

飯能市の観光スポットである天覧山。この山の麓に「発酵」をテーマにした施設を建設するということで、始まった「OH!!!プロジェクト」。物販所・カフェ・レストラン・料理研究所の4棟で構成される建設工事は、湧き水や台風など自然災害とも戦いながら、元請となる当社と、協力業者となる土木工事や電気、空調、水道工事などの会社。建築工事でも多くの専門工事業者である職人(大工、鉄筋、とび、塗装、型枠、建具、内装、左官、家具等)の職人達と共に、困難を乗り越えながら、無事に作り上げることができました。一人では決して作ることのできない建築物を、それぞれの力を結集することによって作り上げ、新しい人の営みの空間を作り、そこに新しい生活が生まれていくこと。それが建築の素晴らしさ、やりがいであると思っています。

工事の様子②「あけぼの子どもの森公園ギャラリーカフェ新築工事」

飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」。ここに新しくカフェを建設することとなりました。一連の公園施設の意匠を担当されてこられた「村山建築設計事務所」の設計はこの「ギャラリーカフェ」でもその哲学が色濃く繁栄されており、初見では良く分からない難解な図面でした。例えば基礎工事に取りかかるきっかけともなる矩(直角)部分がなかったり、場所ごとに柱の長さ(軒高)が異なっていたり、棟や谷も複雑な形状になっていたりと、本来基本的であるべき事ですら、不明点が非常に多い内容でした。着工してからも古材の扱いや納まり、正面に据える西川材(地元の木材)を使った階段のオブジェ等々、やってみないと分からない工程の多かった毎日でしたが、最新の測量機器を使って工事の道筋を立ててくれた測量士がいたり、近隣の腕の良い大工仲間が集まってくれたりと、素晴らしい職人達と心を一つにして竣工を迎えることができました。